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【住まい】各部屋のチェックポイント!~LDKのはなし~

LDK

部屋選びで間取りサイトや内覧の確認をするとき、各部屋の細かなポイントまで確認しておくことで、引っ越したあとの後悔を減らすことができます!

この記事では見落としがちなミスと、それらに対する事前防止のためのチェックポイントを整理して連載していきます!

今回は「LDK(リビング・ダイニング・キッチン)」に着目してご紹介していきます!

一般的にはLDKでの生活時間が最も長くなるため、この部屋の満足度を上げることがいい部屋に住むことに繋がるので、しっかりチェックして選びましょう!

1.そもそも「LDK」の役割とは

LDKとはリビング・ダイニング・キッチンの略称で、それぞれの役割は以下のように分かれます。

リビング → ソファーやテレビを置いてくつろぐスペース

ダイニング → ダイニングテーブルを置いて食事をするスペース

キッチン → 料理を作るスペース

1LDK以上の間取りであればこれらのスペースを一つの部屋にまとめることが一般的なため、リビング⇔ダイニング⇔キッチンを一体的に考えた部屋づくりをすることで、居心地のよい部屋にすることができます♪

ちなみに1Rや1K、1DKはこの3スペースのうちどれかが無い間取りのことを言います。

 

2.見落としがちなミスと事前チェックポイント

2-1.日当たりについて

日当たりをチェックする時には、LDKの窓がどの方角に向いて取り付けられているかをよく確認してください。東西南北ではそれぞれ次のような特徴があります。

北向き - 直射日光が入らないため冬は室温が低くなる傾向がありますが、見方を変えると日出から日没まで安定した採光を確保できる利点があります。

南向き - 採光が最も長時間確保でき、4つの方角で最も人気です。一方夏は室温が高くなる傾向にあることが隠れたデメリットです。

東向き - 日の入りから午前中にかけて採光があり、朝日を取り込めるメリットがあります。一方午後は採光がなくなってくるため、部屋が暗くなり始めます。
朝型のライフスタイルの方には東向きの部屋が向いているのではないでしょうか。

西向き - 午後を中心に採光が入ってきます。夏場は西日で部屋が暑くなりがちなのが欠点ですが、その分冬は部屋の中が温かくなるため、一概に悪い方角だとは言えないことがわかるでしょう。

それぞれメリット、デメリットがあり決められないという場合は南向きか東向きのLDKの間取りをおすすめします♪

南向きか東向きであれば過度な日差しや日陰になることを避けられるため、一般的なライフスタイルに合っていると思われます。

どの方角に向いているかよって、住みやすさが大きく変わってくるため、部屋を選ぶ際にはしっかりチェックしてください!

2-2.近隣との関係

日当たりは方角によって左右されることを説明してきましたが、近隣との関係によっても変化してきます。

窓に隣接して隣の建物が建っていると、真南に向いていても採光を遮られてしまうことは想像できますよね。

またプライバシーの観点からも近隣との距離はある程度確保されていることが望ましいです。目線が交錯してしまうほどの近さでは、終日カーテンを開けられないなんてことも起こってしまいます。

また窓を開けると生活音も外に漏れるため、近隣が近ければその点も過度に気を使わなければならなくなってしまい、生活がしづらくなってしまいます。

近隣状況は不動産屋さんの間取り情報だけでは把握することは難しいので、googleマップなどの地図サイトで周辺状況をよく確認してください!

2-3.生活動線とレイアウトをイメージする!

今度はリビング⇔ダイニング⇔キッチンの配置関係から生活動線のチェックポイントを紹介します!

基本的なゾーニングは玄関側からキッチン、ダイニング、リビングの順番に並び、リビングがベランダ側で最も採光を得られるようにします。(下記画像参照)

LDK

キッチンで調理した料理をダイニングに運ぶため、この2スペースはなるべく近くの配置であることが望まれます。

ダイニングのレイアウトはテレビの位置でおよそ決まります。

なぜならアンテナ端子が壁に埋め込まれていて、その付近にテレビを設置することになるからです。

テレビの位置が決まるとその正面にソファーやローテーブルが配置され、リビングの大まかなレイアウトは決定します。

以上の観点からLDKの関係と家具レイアウト、生活動線も決まります!

生活動線をコンパクトにまとめると収納スペースなどに充てることができるので、効率的な部屋づくりを心掛けてみてください♪

2-4.家事動線を事前にチェック!

家事動線はLDKの生活動線とは別に考えると生活がしやすくなります。

家事動線とは特にキッチン、洗面室(特に洗面台まわり)、浴室の家事で使う動線を示します。

家事ではこの3スペースを行き来することが多いため、この距離が短いことが間取りの理想です!

使いやすいキッチン、洗面室、浴室のチェックポイントも部屋選びの重要な点になるので、今後の記事で詳しく紹介していきます!

 

□まとめ

LDKを重点的にチェックする時には採光、家具レイアウトと生活動線に着目することとそのチェックポイントを紹介してきました。

LDKは生活の中で最も長い時間を過ごす部屋になるので、ぜひ満足度の高い部屋になるようしっかりチェックしてください!

物件選びのお役に立てたらうれしいです♪

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ブログ管理人のこぱんたです! 現役の設計者として日々業務をこなしながら、家づくりに役立つ設計ノウハウやアイデアを紹介していきます!