建物性能のポイント

電気代節約!断熱・機密のチェックポイント『UA値・C値』とは?

めろんた
めろんた
省エネで電気代を安く抑えたいな…
こぱんた
こぱんた
断熱性・機密性を高めると省エネになるよ!
この記事では性能のチェックポイントをまとめていきます!
この記事でわかること

 断熱性:UA値の基本・目安がわかる!

 機密性:C値の基本・目安がわかる!

 サッシはアルミ?樹脂?それぞれの特徴がわかる!

断熱性・気密性を高めると電気代が下がる理由

住宅の断熱性と気密性が向上するとエアコンなどの冷暖房器具の使用量が減るため、年間の電気代が下がります。

こぱんた
こぱんた
「断熱性」と「気密性」の性能向上=外気温の影響を受けにくい家
を作ればよいのです!

断熱性:UA値とは?その目安は?

断熱性能はUA値という基準値を使って判断します。

こぱんた
こぱんた
結論:UA値=0.6以下が高断熱住宅と考える!(関東の場合)

数値が小さいほど熱の出入りが少なく高断熱を示し、省エネ効果が高いといえます。

UA値0.6はZEH住宅の認定基準値で、省エネ住宅の目安にできます。

〇高断熱のメリット

断熱性能を高めると電気代が安くなるほかに、実生活の中で次のような効果も見込めます。

夏は涼しく、冬は暖かい部屋になる
各室の室温が近づき、ヒートショックが起こりにくくなる
サッシが結露しにくくなる

ハウスメーカーの中にはUA値をHPで掲載している会社もあるので、参考にしてみてください。
(2022.11時点)
・一条工務店 UA値=0.25
・三井ホーム UA値=0.39

気密性:C値とは?その目安は?

気密性能はC値という基準値を使って判断します。

こぱんた
こぱんた
結論:C値 = 1.0以下が高気密住宅と考える!
※1㎡あたり1㎝の以下の隙間という意味だよ
〇高気密のメリット

数値が小さいほど空気が出入りする隙間が小さく、省エネ効果が高いとともに下記の効果もあります。

断熱性能が高まる
換気能力が高まる
花粉の侵入を防ぐ

ハウスメーカーの中にはC値をHPで掲載している会社もあるので、参考にしてみてください。(2022.11時点)
・アエラホーム C値=0.35
・桧家住宅 C値=0.80

公式でC値を公表しているハウスメーカーは少ないため、公表しているハウスメーカーは気密性に自信があるといえるでしょう。

断熱・気密と省エネに関するより実践的な内容については、この本がおすすめです!

サッシはアルミ製?樹脂製?比較まとめ

サッシにはアルミサッシ樹脂サッシがあり、どちらを選ぶかで断熱性やコストが大きく変わってきます。

こぱんた
こぱんた
結論:アルミ+樹脂の複合サッシがおすすめ!

特徴を比較してみると以下のようになります。

性能アルミサッシ樹脂サッシ
耐久性
断熱性
気密性
防音性
軽さ
コスト

アルミと樹脂の両方のいいとこどりをしたのが複合サッシなのです。

こぱんた
こぱんた
ハウスメーカーにより標準仕様が異なるので、あらかじめ確認しておくのが重要だね!

まとめ

電気代を下げるには断熱性気密性を高めることが大切です!

性能の基準はこの数値を目安にしてください。

こぱんた
こぱんた
UA値=0.6以下が高断熱住宅と考える!(関東の場合)
C値=1.0以下が高気密住宅と考える!

省エネ住宅の作り方については別の記事でもまとめていますので、こちらも参考にしてもらえたら嬉しいです!

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ブログ管理人のこぱんたです! 現役の設計者として日々業務をこなしながら、家づくりに役立つ設計ノウハウやアイデアを紹介していきます!